2022年6月12日に閉幕したTEDxTohoku 2022。
非営利の任意団体として、有志のボランティアにより運営されています。
イベントの運営費用はすべて、参加者の参加費および
パートナー企業様からの協賛金で成り立っています。
2022年度は35の企業・自治体・団体様にご協賛いただきました。
過去(2011〜2015年)には、累計114の法人の皆さまにご協力いただいています。
多くの皆さまのご支援を誠にありがとうございました。
Ideas Worth Spreading(世界に広めるべきアイディア)をより多くの方々と共有し、
東北の発展、そして、より良い社会の構築に寄与するために、
企業の皆さまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
イベント期間にとどまらない、中長期な関係を築けることを、心より願っております。
TEDxTohoku 2022 Photos - Partner Highlight
CC: BY-NC-ND
Photographer: Shinya Sasaki, Yuta Kawamura
Interview
株式会社コミューナ
Miyagi, Japan
- 貴社は震災後に誕生した企業ですね?
株式会社コミューナは、東日本大震災後の2011年に、震災に関連した需要に対応するために有限責任事業組合(LLP)として創業し、2016年に株式会社化しました。事業としては、翻訳やデザイン・マーケティングなどを中心に、幅広い業務を行っています。例えば、工芸品の海外展開支援、宮城県のインバウンド向けウェブサイトや、今回TEDxTohoku2022のメイン会場となる「せんだいメディアテーク」の英語版公式ウェブページの作成などを行っています。加えて、現在は、日本国内の工芸品を海外に販売するECサイトの運営に力を入れており、日本各地の工芸品の魅力を国外へ伝えています。
- 貴社とTEDxTohokuの間には、長い歴史があると聞きました。
コミューナの創業者である齋藤と笠間は、TEDxTohokuの運営メンバーが、その前身となる被災地支援や情報発信の活動を行なっていた頃から関わっており、当時は被災地ツアーの撮影を担当していました。その後、よりインパクトのある発信手段としてTEDxTohokuが設立され、私たちも2011年に開催された第1回のTEDxTohokuから参加者として出席すると共に、サポートを継続してきました。今回、震災10年(元々の開催予定は2021年)という節目を迎えた中でのTEDxTohoku復活ということもあり、パートナー企業としてTEDxTohoku 2022を応援したいと思っております。
- 11年目を迎えるTEDxTohoku 2022に期待することは何でしょう?
TEDxTohokuに過去登壇されたスピーカーの千葉伸一さんや引地恵さんとも、その後一緒にお仕事をさせていただくことになりました。今回のTEDxTohoku 2022も、今後の東北や日本を背負う方々と出会い、新たな関わりを創出する機会となればと思っています。また、世界的にはCOVID-19によるパンデミックが広がっており、私たち自身も東日本大震災と比較してこのパンデミックを捉えることがあります。震災後に新たな価値が創造されてきた東北での知見を発信することは、今後パンデミックを経て進む社会が新たな価値を創造する上での良い指針になる可能性があると考えています。
- TEDxTohokuに参加する皆さんへメッセージをお願いいたします。
東北は,海外とのビジネスや人の行き来が相対的にはまだ少ない地域です。大都市圏で得られる機会や接点が東北には不足していることも多く、TEDxのフォーマットが東北に持ち込まれることは、喜ばしいことだと思っています。一方で、東北地域が全体で語られるだけでなく、個々の地域としてもそれぞれ輝く形になっていくことで、結果的に全体としてもさらに活気にあふれる土地になっていくのではないでしょうか。私たちコミューナは海外との関わりの中で仕事がしたい人、英語ができる人とご一緒したいと思っています。当日も会場に企業ブースを設置する予定ですので、そちらにもぜひいらしてください!
DIY STUDIO
Miyagi, Japan
- DIY STUDIOはどんな場所でしょうか?
DIY STUDIOは、建材メーカーである和以美株式会社が運営する、ものづくりに特化したシェアスペースです。物流倉庫をリノベーションした『誰にも気兼ねなく』DIYができる複合施設として営業しています。本棚や子ども椅子製作などの木工作業・DIYのための設備が完備されているほか、シェアオフィス・シェアキッチン・DIYアイテム販売ショップなど、創造的活動のためのスペースをご用意しています。ものづくり初心者の方にも、プロの方にも、ご利用いただいています。
- この素敵なスペースをたくさんの方に使っていただきたいですね。
DIY STUDIOは、ひとりで黙々と作業に没頭するもよし、みんなでワイワイとワークショップをするもよし、レンタルスペースでイベントをするもよし!用途に合わせた、様々な使い方ができる複合施設です。DIYやワークショップに参加してみたい・制作工房として使いたい・イベントを開催してみたい…などのご要望があれば、プロ・アマ問わず、お気軽にご連絡ください!
- 今回、TEDxTohokuにご賛同いただいた理由をお聞かせください。
ものづくりを通して、さまざまな個性的な能力を持った人同士のつながりの拠点となることは、DIY STUDIOのテーマのひとつです。自分たちの力で試行錯誤し、成長を続けることが、現代に生きる私たちにとってとても大切なことだと感じています。TEDxTohokuの場で、新たなつながりや化学変化が生まれることに期待しています。
- 最後に、東北への想いを教えてください。
DIY STUDIOがある仙台市の荒井エリアは、過ごしやすさとものづくりの気質を備えた、可能性に満ちた場所です。DIY STUDIOにて「倉庫市」をはじめさまざまなイベントやワークショップが開催されるたびに、地域に根付いている「こんなことがやりたい!つくりたい!」というエネルギーを感じます。東北らしさ、地域の人々らしさが、たくさんの人の目に触れ、発展していく一助になれたら、DIY STUDIOとしてこれ以上のことはないと考えております。
住まいづくり、ものづくりを通して活動を続けてきたDIY STUDIOにとって「夢をえがく」「楽しむ」といったキーワードはとても大切なものです。東北のこれからを、より楽しく盛り上げていくために尽力してまいります。
ヌーベルメディア株式会社
Tokyo, Japan
- ヌーベルメディアはどのような企業ですか?
映像・イベント制作会社として、映像に関するあらゆるサービスを“ONE STOP SOLUTION”で提供しています。
有名アーティストのライブ映像やミュージックビデオの制作から、テレビ番組制作、大型フェスの配信、企業PR動画や大型イベントの制作、社内スタジオ運営、YouTubeチャンネル運用コンサルティングまで、多岐に渡るコンテンツを国内外へ発信しています。また、プランニングから演出〜撮影〜編集〜納品までを一括で提供し、英語でのサポートも行なっています。
外国籍社員20%、女性社員50%以上というダイバーシティのある企業でもあり、経験豊富なスタッフが最高の体験を皆様にお届けしています。
- 初めての協賛となりますが、TEDxTohokuに興味を持ったきっかけは何でしょうか?
以前から様々な市民活動への支援・協賛を行なってきました。今回は、弊社社員がTEDxTohokuに有志の運営スタッフとして関わっていたことがきっかけで、資金提供を行うことに決めました。
私たちヌーベルメディアは「“映像”を通じて皆様の想いを形にする」ことをモットーとしています。TEDxTohokuで披露されるアイディアは、ライブ配信やYouTubeへのアーカイブ(TEDxTalks)を通じて日本、そして、世界に発信されると思います。震災後に「“映像”の力で社会を変える」ことから始まったTEDxTohokuの活動には、弊社と通じるものがあり、そのサポートができればと考えています。
- TEDxTohokuに期待することを教えてください。
ヌーベルメディア本社は東京にありますが、このイベントを契機に、東北の皆様とのネットワークを築いていければと良いと考えています。特に、TEDxTohokuに興味のある、感度の高い若い世代の皆さんと、イベントを通じて繋がることができれば幸いです。TEDxTohokuは地域の社会課題に、テクノロジーやエンターテイメント、デザインの力を用いて取り組んでいると思います。そうした分野に興味のある学生や社会人の方がいれば、ぜひお声がけください。
イベント当日は、企業ブースに弊社社員もおりますので、イベントにご参加のうえ、気軽にお立ち寄りいただけると嬉しいです!
芭蕉の辻プロジェクト(株式会社河北新報社)
Miyagi, Japan
- 地元では有名な、長い歴史のある新聞社ですね。
河北(かほく)新報社は1897(明治30)年創刊の地方新聞社です。宮城県仙台市に本社を置き、社是には主たる取材・発行エリアである「東北振興」と、何ものにも捕らわれずに自由な言論を貫くという意味の「不羈(ふき)独立」を掲げています。明治維新以来、東北地方は「白河以北一山百文(福島県白河地方から北は、一山に百文の値打ちしかない)」とさげすまれてきました。そうした風潮に抗い、東北地方の振興への決意を込めて、あえて「白河以北」から「河北」の字を取って題号としました。発行は現在、朝刊38万部、夕刊3.4万部。ニュースサイト「河北新報ONLINE NEWS」でも発信しています。
- TEDxTohokuにご賛同いただいた理由をお聞かせください。
時代の変化と共に、報道機関が果たすべき役割は変わってきています。かつては事実を記事として淡々と伝えさえすればよかったのが、近年は報道機関も一緒になって考えたり、汗をかいたり、自ら動くことが求められています。特に東日本大震災で大きく傷付いた東北の復興や活性化は、その担い手の登場を待つのではなく、そうした人材を発掘し、育て、支えていくことも地元紙の役割と言えます。そういう視座に立てば、東北の地から地域社会と世界により良い変化を生み出すことを目指したTEDxTohokuへの参画は、河北新報社にとって必然と言えます。
- 新聞社としての東北への思いをお聞かせください。
少子高齢化や過疎化など、東北は「世界の課題先進地」と言われます。その重い現実に対して、「抗うのは無駄」とあきらめるのか、それとも「改善・解決につなげられれば世界に通じるモデルになる」と捉えるのか。TEDxTohokuに集うのは後者ばかりに違いありません。乗り越えるべき壁が高いほど、むしろ挑戦心に火が付くような面々です。今年はどんなアイデアの持ち主が登場し、そして互いに刺激し合いながら実現に突き進んでいくのか─。本番が楽しみです。
- TEDxTohokuを通じて、伝えたいことは何でしょう?
2011年の東日本大震災後、河北新報社は「被災地の新聞社」となりました。現場のSOSを広く伝えて国内外から支援を呼び込む一助となったり、復興の課題を明らかにしてより確かな再起につなげたり。被災地の内と外をつなぎながら、復興を支える役割を担ってきました。TEDxTohokuをきっかけにぜひ東北に関心を寄せていただき、再生に歩み続けるこの東北の地に足を運んでいただければと思います。
- 懇親会会場である「CROSS B PLUS」について教えてください。
TEDxTohokuの第2部が行われる仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」は仙台中心部では初めてのビール醸造所を併せ持つカフェダイニングです。河北新報社も運営主体に加わり、東北・新潟の情報発信拠点として2021年5月にオープンさせました。東北最大級のLEDビジョンで繰り広げられる映像を楽しみながら、東北の魅力的な食材を生かした料理、個性豊かな味わいを持つ「メイドイン仙台」のクラフトビールをご堪能ください。
芭蕉の辻プロジェクト(株式会社仙台ビルディング)
Miyagi, Japan
- 貴社について教えてください。
株式会社仙台ビルディングは、仙台での賃貸ビル事業の草分けとして、1951年(昭和26年)に設立され、2021年に創立70周年を迎えました。現在、仙台市青葉区内にオフィス向け賃貸ビルを5棟所有しております。様々な企業にオフィスを提供し、仙台発展のお手伝いをしてまいりました。これからも、地域の発展に貢献していきたいと考えております。
- 懇親会会場のある「芭蕉の辻」というエリアについて教えてください。
2010年10月に竣工した「新仙台ビルディング」は、かつて藩政時代は伊達城下町の基点であった「芭蕉の辻」に立地しております。この地は、商店などが集まり、色々な「人」が行き交うにぎわいのある場所でした。現在は、金融機関や大型商業施設、オフィスビルなどが混在し、仙台駅周辺地域に人の流れが移ったことで、やや落着きのある地域となっております。「モノ」「ヒト」「コト」が行き交い(にぎわい)、その過程で新たな価値が創造されるきっかけづくりができる地域にしたいといった願いがあります。
- TEDxTohokuへの協賛に際して、皆様へのメッセージをお願いします。
これまで、「地域」に支えられながら、事業を展開してまいりました。2011年の東日本大震災の発生から10年の節目の年に地域への恩返しや地域発展の想いを込めた「CROSS B PLUS」が誕生しました。「CROSS B PLUS」を起点として、これまでなかった発想で新しい価値が生まれ、発信されることを期待しております。
芭蕉の辻プロジェクト(株式会社第一広告社)
Miyagi, Japan
- どのような事業を行なっているのですか?
私たち第一広告社は、「クライアントと地域の未来に持続的な成長と感動を提供する」をビジョンに掲げ、東北に根差し、東北の企業・自治体向けにコミュニケーションプランニングを行っている広告会社です。より高い価値をお客様や社会に提供できるよう、ビジネスマッチングやコンサルティング、商品開発など、広告会社の枠を超えた様々な業務にも取り組んでいます。社員一人ひとりが、誰よりも東北を知り、東北を愛すという自負をもって地域の課題と向き合っています。
- TEDxTohokuにご協賛いただいたきっかけは何でしょうか?
“次の新しい時代をつくる革新的なアイディアに触れながら、東北の未来について考える”本イベントは、当社が掲げるビジョンと非常に親和性が高いものと考えました。今回、第2部会場に選んで頂いた「CROSS B PLUS」も、東北・新潟の多様なアイディア・文化・情報が交差する拠点を目指し、仙台ビルディング様・河北新報社様と共に運営しています。TEDxTohokuの開催により、東北の更なる発展と持続可能な未来に向けた成長が加速すると確信しています。
- 地元企業としての、TEDxTohokuへの想いをお聞かせください。
TEDxTohokuが5年ぶりに開催されることを大変喜ばしく思うとともに、第2部会場としてCROSS B PLUSを選んで頂いたことに心より感謝申し上げます。
豊かな自然や食文化、風光明媚な名勝地、脈々と受け継がれる伝統工芸など、多様な魅力あふれる東北地方。その魅力をオープンに発信し、更なるイノベーションを加速させるTEDxTohokuのような取組が、ますます拡大していくことを願ってやみません。
当社は東北に根差し、東北の企業・自治体の課題と向き合い続けてきた広告会社です。しかし、人口減少の加速や環境問題の深刻化等に伴い、単一の企業・自治体だけでは解決できない課題が多くあると感じております。TEDxTohokuを通じて、業種・職種を超えて様々なアイディアが化学反応を起こし、新しい連携や取組が生まれていく一助となるよう、当社も尽力して参ります。
今回、第2部会場に選んでいただいた「CROSS B PLUS」は、仙台ビルディング様・河北新報社様・当社の3社共同事業「芭蕉の辻プロジェクト」の拠点施設です。東北・新潟のプロモーション連携拠点を目指し、レストラン・ビール醸造・イベント開催など様々な事業に挑戦しています。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
Interactio
Vilnius, Lithuania
- リトアニアに本社を構える企業ですね。事業内容を教えていただけますか?
Interactioは、2014年の発足以来、42,000件以上のイベントの通訳・配信に利用されているリモート・ソリューション・プラットフォームの代名詞です。現在では、直感的で簡単に操作できるセットアップと、先進の遠隔同時通訳&遠隔参加者システムを兼ね備えています。言語数は無制限、バーチャル・ルームへの参加者は最大2,000人です。Interactioは毎月2,000以上の遠隔会議およびハイブリッド会議に、安全かつ高品質なソリューションを提供しています。
2020年、Interactioは欧州機関に選ばれる通訳業者No.1となり、2020年5月4日の国際会議 「Coronavirus Global Response」 においては、コミュニケーションを支える役割を果たしました。Interactioは、欧州議会・欧州委員会・国連・米国国務省をはじめとする、政府機関のための多言語参加プラットフォームとして日々機能し、民主主義の発展に貢献しています。
- TEDxの公認パートナーとして、世界中でイベントをサポートしていると聞きました。
Interactioは、世界各地で開催される様々なTEDxのイベントを長年サポートしてきました。TEDx のイベントでは、外国人のリスナーやスピーカーに通訳が必要になることがよくあります。
TEDxTohokuも例外ではありません。TEDxTohokuから連絡があった瞬間、私たちは素晴らしいパートナーシップが生まれると確信しました。しかも、TEDxTohokuには、相互の利益を確実にもたらす非常に明確なパートナーシップ規定があります。このようなパートナーシップのおかげで、人々は自分の好きな言語で会話し、重要なメッセージを伝えることができるようになる ― Interactioは、このようなプロジェクトに参加できることをとても嬉しく思っています。
- TEDxTohokuへの期待をお聞かせください。
通訳は楽しいといっても、細かいところまで気を配る必要があります。技術的なセットアップ、テスト・イベント、トレーニングは、視聴者にエキサイティングな体験を届けるための鍵です。TEDxTohokuのイベント企画は非常にプロフェッショナルなアプローチをとっており、私たち Interactioスタッフは、このイベントが非常にスムーズに進行すると確信しています。
- 日本の皆さんへ、メッセージをお願いいたします。
私たちは、すべての人々が自分の話したい言語で会話できるようになるべきだと考えています。現在までに、111カ国の97万6千人以上のリスナーが、ソフトウェアと人間の通訳の力を借りて、自分の好きな言語でコミュニケーションできるようになりました。私たちは、言語が集団コミュニティーの認識を変えることを知り、ビジネスミーティング・政府セッション・会議における言語の障壁を取り除く旅に出たのです。
リリーズ・トランサポート
Tokyo, Japan
- 元々は仙台で事業をはじめられたと聞きました。
仙台市を拠点として、日本語⇆英語の翻訳や通訳、英語の語学学習支援を主業務に起業いたしました。『~人と言葉をつなぐお手伝い~』をモットーに、民官学問わず、様々な国際会議での同時通訳や海外から視察のアテンド通訳、ウェブページの翻訳、企業様向けの英語研修などの実績があります。現在は拠点を関東に移し、東北や関東圏での業務を請け負っておりますが、仙台出身ということもあり、東北地方での案件は特に積極的にお受けしております。主業務以外にも、通訳・翻訳業をより広く知って頂くため、学生に向けた講演を行ったり、自身を「燃える通訳」とキャラクター化した活動を進めたりしております!
- 今回は、通訳としてTEDxTohokuをサポートいただきますが、ご賛同いただいた理由を教えてください。
今回のTEDxTohoku2022では、通訳パートナーとしてイベントに協賛をさせて頂くだけでなく、私自身、当日の日英の同時通訳を担当することとなっています。私が東北で通訳業を行うモチベーションは、東北人としてのアイデンティティ、そして「東北愛」です。また、私自身TEDxTohokuUniversityに登壇したことで、TEDxイベントの魅力とその地域活性に繋がる力を肌で感じることができました。
今回のTEDxTohoku2022は、技術から社会問題、芸術まで幅広いテーマを扱っており、東北の文化・土地や、東北の地で情熱を持って活動している人々のことを世界中に発信できる、良いコミュニティであると確信しています。
- 東北には特に強い思い入れがあるのですね?
通訳としての活動、そして東日本大震災を経て、私の東北愛はより強くなってきました。TEDxTohoku 2022では、まさにその「東北愛」を生かして、同時通訳者としてTEDxTohokuのトークをより広く、海外へお届けできる機会となると考えています。加えて、震災の際には世界中の方々から様々な支援をして頂きました。震災から10年以上が経ち、再び元気を取り戻しつつある東北の姿を発信するTEDxTohokuの活動を、通訳という仕事を通じてサポートできることを嬉しく思います。
- 東北の若い世代のみなさんに伝えたいことは何でしょう?
私は海外留学や海外居住経験なしで、国内にて独学で通訳者となった、いわば「純国産通訳」です。だからこそ、英語や外国語の習得で苦労する日本人の気持ちを理解し、共に解決策を見つけて行くことができると思っています。
ITや技術系の通訳・翻訳には特に力を入れておりますので、同時通訳に限らず英語に関することでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。また、コロナ禍ではありますが、だからこそオンラインを活かし海外の方と積極的に繋がることができる機会でもあると思います。東北からグローバルに活躍したいという方の支援もできれば幸いです!
Partner with us
*2022年6月12日開催のイベントについて、
パートナー募集を締め切らせていただきました。
皆様のご協力を誠にありがとうございました。